ミゲル リオ ブランコ ―浮遊する闇―

2008年3月12日~6月13日


この度、空蓮房ギャラリーに於きましてミゲル リオ ブランコ展を開催致します。ブランコ氏は1946年スペインに生まれ、現在リオデジャネイロを拠点に写真並びに映像活動を展開している作家です。マグナム会員でもある彼は、写真、映像によって独特なドグマを通し人間の内在性を表現しています。今回は、仏教寺院に建てられた瞑想ギャラリー「空蓮房」に於いて、「浮遊する闇」と題してその宗教間の対峙するドグマを検証したいと思います。是非御高覧賜りたく存じます。


灯火そのものの中にも闇は無し、灯火のある場所にも闇は無し。照らす働きは実に闇を破る事であるが、その灯火は一体、何を照らすのか(龍樹)


「我々人間は見えるもの、見えないものの狭間で浮遊する。闇は闇でしか無く、光は光でしか無く、我々は一体何を見ているのだろうか」(空蓮房)


ミゲル リオ ブランコ
1946年スペインカナリア諸島生まれ
ブラジルリオデジャネイロ在住